うつぶせ寝-SIDS、窒息から赤ちゃんを守る-
SIDSって何?
SIDSとは、英語Sudden infant death syndromeの略称でSIDS(シッズ)と読みます。
乳幼児突然死症候群のことです。
主として睡眠中に発症し、日本での発症頻度はおおよそ出生6,000~7,000人に1人と推定され、
生後2ヵ月から6ヵ月に多く、稀には1歳以上で発症することがある。
参考出展:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/sids_guideline.pdf
乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)
月齢生後2ヵ月から6ヵ月に多い疾患の様です。
赤ちゃんが寝返りを始めると、
仰向けで寝ていたはずなのに、気がつくとうつ伏せで寝ている事があります。
「頭の形がよくなる」
「寝付きがいい」
などうつぶせ寝のメリットもありますが、
「赤ちゃんの呼吸の心配」
「乳幼児突然死症候群(SIDS)との関連性」
などのデメリットもあるので、注意が必要です。
赤ちゃんはなぜうつぶせ寝が好き?
うつぶせ寝には、
赤ちゃんに安心感を与え、深く快適な眠りへと導く効果があり、
呼吸がしやすくなり、血液の循環がよくなるためで、
睡眠の質が上がるだけでなく、いびきや夜泣きが減ると言われています。
ママのお腹にいた時と似た体制になれることも、より安心感を得られるので、
赤ちゃんはうつぶせ寝が好きなのです。
赤ちゃんのうつ伏せ寝とSIDSとの関連性
SIDSの8割は生後6ヶ月までに起こります。
うつぶせに寝かせた時のほうが、SIDSの発生率が高いということが研究者の調査からわかっています。
しかしSIDSはあおむけ寝でも起こりますし、うつぶせ寝が直接的な原因というわけではなく、
なぜ、うつぶせ寝がSIDSのリスクを高めるかは不明です。
(もともと呼吸中枢の発達がやや未熟なタイプの赤ちゃんが、
うつぶせに寝た場合、眠りが深くなるなどの要因で、
眠りからさめにくくなるためではではないかと考えられています)
医学上の理由でうつぶせ寝を進められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。
参考出展:https://www.sids.gr.jp/campaign_sids.html
このような研究結果も!
米メディア・CBSが擁する医療研究チーム。24州で8,000件にもおよぶSIDSケースの実態調査がなされたという。アメリカで発表された研究では、主に1歳未満の乳児に突然死をもたらす疾患である「乳幼児突然死症候群」の原因の7割は、親の添い寝によるものだそうです。
⇒出展:https://news.livedoor.com/article/detail/9044141/
仰向けで寝かせたことで、発生率が下がったという欧米での統計結果も出ており、
厚生労働省もうつぶせ寝は避けるように指導しています。
ポイントは?正しいうつぶせ寝対策を
どんなふうに寝かしつけても、自分で寝返ってうつぶせ寝になる赤ちゃんがいます。
起こしてまで仰向けに直す必要はありませんが、
気になる方は、その度にそっと仰向けに戻してあげましょう。
ただ、窒息や赤ちゃんの顔色がよくわからなくて心配という方は、
●枕はつかわない
●顔のまわりにぬいぐるみやタオル、おしゃぶりなど顔を覆ってしまう危険性のあるものを置かない
など対策しましょう。
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また、親が寝ている間に自分自身が寝返りをうつことで、
手足などが赤ちゃんの胸や口を圧迫してしまうこともあります。
どんなに可愛くて離れたくなくても、どんなに抱っこからおろした時に起きてしまっても、
ベビーベッドで一人で寝かせることが赤ちゃんを守ってあげられることに繋がります。
これは、車に乗っているときにチャイルドシートに座らせることが安全に繋がるのと同じことなのです。
Text by O-BABY.net事業部/深海