ベビーと共に楽しむ離乳食のススメ ~fun&eat~
母乳または育児用ミルク等の乳汁栄養から幼児期の食事に移行する過程を「離乳」といい、赤ちゃんの「食べる機能」はおっぱいやミルクを吸って飲み込むことから、食べ物を噛んで飲み込むことへと発達し、食品数や種類も多くなり、献立や調理方法も赤ちゃんの成長に合わせてどんどん変化します。
離乳食を始める時期のタイミングはパパやママが食事するのを見てよだれが出たりモグモグしたりして興味を示したり、スプーンなどを入れたとき、舌で押し出すこと(哺乳反射というらしいです)が少なくなったなど離乳食開始のサインが見受けられた時。
離乳食には、たくさんの「役割」が存在し、進め方にもある程度の目安があります。私自身、娘の離乳食にはかなり悩まされ、色んな方法を試しました。その中でもこれは結構効果があったかな?という「離乳食を食べない、進まないとき」の対処方法をいくつかご紹介します。
instagramで離乳食をpostしているママたちのリアルな声や、ママも作っていてテンションが上がるように、作り方や盛り付け方などをご紹介。これから離乳食を始めるママ、また始めたけど悩んでいるママはぜひ参考にしてみてください♪
固形のモノを「噛んで食べる」練習
おっぱいやミルクを「飲む」だけだった赤ちゃんが、固形のものを「噛んで食べる」ようになるまでには、ステップを踏み、月齢ごとに合わせた離乳食で食事の練習をしていきます。
だいたい5ヶ月〜1歳半ごろまでを目安に、約1年かけてゆっくり進めていきます。最初は重湯のようななめらかなお粥をゴックンと飲む練習から。
徐々に固さや形状、味などを変えて、離乳食完了期に向けてトレーニングしていきます。
味覚を育む
離乳食は、さまざまな味を経験させて赤ちゃんの味覚をはぐくむ役割があります。そのためにはなるべく薄味にして素材そのもののおいしさを味合わせてあげてください。
内蔵の働きが未発達の赤ちゃんには、塩分や脂肪分、糖分は消化に負担をかけてしまうので、素材の味を生かして特に離乳食の初期は薄味にしておきましょう。
噛む力を育む
柔らかいものから徐々に固いものへと移行するとき、いきなり形状を変えるのではなく一段階前の固さのの形状も混ぜながらゆっくり慣れさせてあげてください。
嫌がったり食べが悪かったりする時は前の形状に戻っても大丈夫なのだそう。(実際に私も戻ったり進んだり、食材によって違ったりしました。)
順調に進まなくても決して焦らないでください。
食べる意欲を育てる
赤ちゃんに「ごはんはおいしい、楽しい♪」と教えることも、離乳食の大切な役割。
家族でテーブルに座り「一緒に食べよう」「おいしいねえ」と赤ちゃんに声をかけたりして楽しく食べる雰囲気作りを心がけてあげてください。
「せっかく作ったのに食べてくれない…」と怖い顔になっていたりしませんか?私はあの頃なっていたみたいで、実母からツッコミをうけました。笑
パパママが楽しく食べていると、おのずと赤ちゃんにも伝わり食べる意欲は育ちます。
ゴックン期(5~6ヶ月)
始めはスプーンの刺激や食事の雰囲気に慣れさせてあげましょう。栄養のほとんどはおっぱい・ミルクからとるので、栄養素を気にして食材を増やさなくても大丈夫です。
おかゆはまずは1さじから!嫌がったら無理をしないで、おかゆの固さをもっと柔らかくしたり時間を変えたりしてトライしてみてください。
飲む込むのが難しそうなら、時期をもう少しずらし開始を待ってみるのもアリです。(実際、私は少し待ちました。)
また食材を増やすときは1日1種類ずつ、1さじから始めてください。
モグモグ期(7~8ヶ月)
ゆでたり煮てつぶす、など調理法は簡単で大丈夫。
食べられる食材が増え、大人の食事で使うものの使い回しもし易くなります。急に食べない日があったり、特定のお気に入りしか食べないのも珍しくない時期です。
また、食事からの栄養摂取も増えるので栄養素も炭水化物、たんぱく質、ビタミンなど揃えれるように心がけてください。
味をつけるとよく食べるようになりますが、早いうちから調味料に慣れると味覚が育たなくなってしまうので、極力素材の味を生かせるようにしましょう。
いろいろな種類の食べ物を見せるだけでも、赤ちゃんの刺激になって良いそうです◎
カミカミ期(9~11ヶ月)
3回食になって生活リズムも整ってくる時期です。
モグモグやゴックンが上手になってきたら歯ごたえのある固さに進めてみてください。またおすわりの体制が安定し、「自分で食べたい!」という意欲も出てくる時期なので、つかみ食べも始めてみましょう。
(娘がつかみ食べを始めたときは、ベビーチェアの下に小さいレジャーシートなどを敷いておくと掃除が簡単で便利でした!不恰好ですが…)
3回目の離乳食は夜7時には食べ終われるようなライフスタイルを心がけると、早寝早起きの習慣づけにもなります。
パクパク期(12~18ヶ月)
徐々に大人ご飯のような食事が取れるようになってくる時期です。大人の取り分けで味付けを薄くしたり柔らか目にしたりして調節していきましょう。できる限り薄味にするのが◎
自我が育ってくる時期なので食べムラがあったり、ばっかり食べ、好き嫌いも出てきますがあまり考えすぎず、楽しい食事を心がけましょう!
パパやママがおいしく食べてみせると嫌いなものに対する抵抗感が和らぐそうです。赤ちゃんの胃はまだ小さく、1回の食事の量が少ないため、「補食」も必要になります。
離乳食開始の時期はすごく順調だった娘の離乳食。ただモグモグ期あたりになってくると、ムラ食べがひどいひどい。そしてなんと、「一度冷凍したものを一切食べてくれない」という暴君。笑
なんてこだわりの強いやつだ…
と一日の離乳食の回数が増えていくごとになんだか追い詰められている気分になりました。
しかも、上記で薄味で!と何回も言いましたが、一度市販のパックの離乳食を外出のときにあげてからというもの…薄味のご飯を食べてくれなくなってしまい…私の離乳食奮闘期の幕開けとなりました。笑
時間/食材/固さ/味を変える
なんだか味付けをする事に抵抗があったのですが(離乳食本には素材の味を!!と書いてあるし)
市販パックの離乳食をあげてからというもの、私の作る素材の味のみの離乳食はお気に召さない様子の娘。。。とりあえずだし味と塩味だけでも試してみるか…と、だしを取って味付けするとなんとか食べてくれました。笑
ある程度味付けをしていい時期になったら思い切って味付け(でも薄味で!)するのはアリだと思います。そして私の離乳食記によると、「にんじんは柔らかくないと嫌みたい。」との記述が。笑
食材によっては一度形状を前の固さに戻して、ゆっくり進めていってください。
「赤ちゃんは本能で生きているからその固さだとまだ消化できないの知ってるのかも。笑」と市の保健師さんに笑って言われたこともあります。
そして、離乳食は絶対に「お腹をすかせたタイミングで与える」のが一番のミソだと思います。
うっかり授乳したりしてからだと…まあ食べない。
娘はお昼寝(というか夕方ぐらいの2回目のお昼寝)後は食べが悪かったので、2回目のお昼寝は少し早めに切り上げたり早めに寝かせれるように頑張ってました。
食べてみせる
パパやママ、特に、「友人」や「ばあば」のような第三者が食べて見せると、絶大な効果があったように思います。
うちの娘は好き嫌いというのはあまりなかったのでとても助かったのですが、上で述べたように「食べムラ」がひどく…ただ友達やばあばがおいしいよ〜!って食べて見せるとよく食べてくれていました。笑
ほんとに困ったら助けを求めるのもいいかもしれません。(ちなみに…いつも一緒にいるママだとパパ、ばあば、友人たちよりは効果薄いです。笑)
話しかける
「食べてくれない」ことにすごく追い詰められるんですよね、離乳食って。娘の身長は平均より高めなのに体重の増えが悪いという悩みがずっとあった私は特に離乳食へのプレッシャーがありました。
あるとき自分の母に「そんな怖い顔であげたら食べる期も失せるわ。(笑)」と笑われました、、。
かなり追い詰められた顔で、「食べてよ〜。。」とけしかけてたようです。
それからは心がけて「にこやかな笑顔で」おいしそうだね〜、アーンしよっか〜、モグモグ〜はいゴックンして〜と話しかけながらあげると、娘もつられて笑ったり私が食べているのをマネして口をあけたりしてくれました。
やっぱり赤ちゃんはママと気持ちがシンクロしちゃいますよね…
追い詰められる気持ちもすごくわかりますが、出来るだけ寛容な気持ちで接するのがどんな場面でも大事なのかもしれません。
どんなことで悩んでる?
(参照元)“離乳食、どうすすめましたか?Weekly ゴーゴーリサーチ”、-Happy-Note.com-、2013年10月11日、ミキハウス子育て総研
http://www.happy-note.com/research/10541.html
特に大変だったことやエピソードを教えて!
少量作るのが大変で、いっぺんに何回か分を作り、小分けして冷凍保存し、解凍して使いました。 前日まで食べていたものを急に食べなくなったり、味付けをどのくらいにしたらよいのかなど、大変でした。形を食べやすいよう、持ちやすいように工夫するなどして乗り切りましたが、離乳食期は本当に大変でした。
(りんりん/岡山県岡山市)
お口の中に、食べ物が入っているのに、要求してくるので「ごっくん」させることが大変でした。なので、私がお手本を見せると、不器用ながらごっくんしてくれました。 後、かんでいる時に「かみかみかみかみ〜♪」っとリズムよく歌うと、嬉しそうに噛んでくれるので、恥ずかしいけど、歌っています。
(るぅにゃ/静岡県浜松市)
魚やお肉が食べにくいみたいで、口に入れても出てくる。片栗粉でとろみをつけても食べてくれず。 大型ショッピングモールの公開料理教室で、とろみをつけるのに、片栗粉と葛粉の違いを教えてもらって、葛粉を使うようにしたら、食べてくれるようになりました。
(さちこん/大阪府吹田市)
粉チーズをかけるとやや濃厚でクリーミーになるかのかよく食べてました。 スタンダードにご飯のすりつぶしに人参や玉ねぎのすりおろしを加え、塩をかけずに粉チーズ!!あとは具をかぶやほうれん草にかえたりして色んな野菜でリゾット風にしたりしましたよ。
(りん/徳島県板野郡)
先日、9か月の息子にイチゴを初めてあげたら、一口目から目をキラキラさせてあっという間に完食しました!いままで生きてきた中で一番おいしいものを口にしたって顔をしていました(笑) 離乳食を始めたころは、ステップアップのタイミングが難しそうだと思っていましたが、子供のことをよく観察していたら自然と「このくらいなら食べられそうだ」という加減がわかった気がします。 まだしゃべれない赤ちゃんですが、きちんと色々なサインを親に出してくれているんだなと感じています。
(カイカイ/東京都大田区)
とにかく食べムラがすごくて、11ヶ月なのに未だにご飯をまともに食べずにお乳ばかり飲む日もあります。そんなときは、「この子のペースなんだな」と思うようにしています。
(りんこ/大阪府大阪市)
(参照元)“離乳食、どうすすめましたか?Weekly ゴーゴーリサーチ”、-Happy-Note.com-、2013年10月11日、ミキハウス子育て総研
http://www.happy-note.com/research/10541.html
みなさん、一概に離乳食の悩みと言っても、かなり色んなテーマで悩んでいらっしゃいますね。
私も友人から「野菜嫌いでお肉しか食べないから、ハンバーグに色んな野菜を細かく切って入れてごまかしてあげてる」とか
「ご飯が好きすぎてお腹がはちきれそうなっても泣いておかわりを要求してきて、そのせいで便の量が多くてオムツいつも爆発しちゃう。。。」など色んな話を聞きました。
すごくありきたりですが、悩んでるのは自分だけじゃない!と思うと少しココロが軽くなりませんか?
無理せず家族や友人の方に相談…というより愚痴ってみるのもアリだと思います。笑
離乳食始まる前から面倒だなぁと思っていて少しでも自分のテンション、モチベーションを上げるために、食器をかわいくしたらい盛り付けにこだわったりしています。
パクパク食べてくれるので離乳食始めてより楽しくなりました。息子の食べ方、様子を見て翌日の献立を考えていますが、なんでもパクパク食欲旺盛なので、模範より少し多めです!
離乳食を作るときに心がけていることは
◎ 栄養バランス
◎ 食べやすさ
◎ なるべく彩り良く
◎ 食材を色々と組み合わせたりして楽しんで作ること
(1) 耐熱容器(深皿)にご飯(お米じゃなくご飯)50gと水200ccを入れる。
(2) ラップをほんの少し開けておくようにかぶせ、電子レンジ500wで3分〜5分。ふきこぼれる前に止める。
(3) ラップを完全にしてそのまま15分くらい放置。
(4) ブレンダーにかける。(※ブレンダーがなければ裏ごしやすりつぶし)
パン粥がすごく便利でお気に入り。娘も食べやすいみたいでよく食べます♪ミルク40ccを溶かしてパンを投入するだけ。
三回食になったばかりですが、今のところは楽しく作っています。
ご飯のとき、娘がジタバタして集中してくれないのが一番の悩み。。。