出産祝いのプレゼントを選ぶときに気を付けたいこと
出産祝いのいわれ
出産祝いを何にするか迷ったことがある人は多いのではないでしょうか。子どものためには良いものを使いたいという、こだわり派のパパやママも多いので、ほかのお祝いよりも配慮や工夫が必要なのが出産祝いです。インターネットやデパートでいろいろ探したけれど、結局何を送っていいかわからないという方のために、ここで出産祝いのプレゼントを贈るポイントを紹介します。
そもそも出産祝いとはどういったものなのでしょうか。かつては妻側の実家から贈られてきた祝い着を身に着け、お宮参りに行くことが習慣となっていました。そのときに親戚や知人を大勢呼んで盛大にお祝いをしていたようです。しかし、現在は親類縁者が遠方に住んでいる、時間的に余裕がないなどの理由から、こういった宴席は設けられないようになりました。現在では、誕生から7日目の夜、いわゆるお七夜に母子の退院祝いとして、ごく内輪でお祝いをするのが一般的です。
現在の出産祝いは、プレゼントを贈る、現金や商品券を贈る、メッセージを送るなどが一般的です。現金や商品券はもらった側が自由に使えるのでありがたいものですが、何となく味気ないと感じる方もいらっしゃるでしょう。次章では、もらって嬉しかったという評判の良い出産祝いのプレゼントをご紹介します。
人気の出産祝いのプレゼント
一番人気が高かったのは、サイズが80cm以上のベビー服です。誕生後すぐに着せるサイズのベビー服は用意しているけれど、少し大きくなった時のベビー服は用意していなかったので嬉しかったという人が多いようです。
次に人気があったのはスタイです。1日10枚以上使うものなので嬉しいとのことでした。首周りの大きさが自由に変えられるものが人気です。他の綿素材の製品もそうなのですが、オーガニックのものなら安心して使ってもらえます。
3番目に人気があったのが、赤ちゃんではなく出産したママのためのプレゼントです。母乳に影響がないノンカフェインのお茶、フェイスパックや香りの良いハンドクリームなどの美容グッズは、気分転換をしてもらうのに最適です。その他、おくるみや大きめのタオル、絵本、たくさん荷物が入るマザーズバッグ、消臭おむつポーチなども喜ばれています。
記念として残しておけるような名前入りグッズも人気があります。商品の料金に500円程度をプラスすると、名前をハイセンスなローマ字で入れてくれるブランドもあります。ただし、外で使う大きい字の名前入りグッズは、犯罪に巻き込まれそうなどとパパやママが心配するので避けた方がよさそうです。
続いて、なかなか配慮が行き届かないのが、お兄ちゃんお姉ちゃんになる上の子たちへのプレゼントです。赤ちゃんがたくさんプレゼントをもらうのを見てすねてしまう子もいるので、兄弟姉妹で使えるものや赤ちゃんとおそろいの洋服などを贈ると喜ばれます。上の子にプレゼントをあげる時には、直接渡すほうが特に喜んでもらえるでしょう。
出産祝いのプレゼントを贈るときのマナー
まず確認したいのが、出産の無事と母子の産後の健康状態です。ママや赤ちゃんの健康状態が悪いときにお祝いを贈ってしまうと、相手の負担になってしまうことがあるので注意が必要です。母子ともに健康なことが確認できたら、生後7日を過ぎた頃から1カ月の間に贈るのがよいでしょう。出産祝いのプレゼントは、自宅あてに送るのが望ましく、病院や自宅に訪問して渡すのは、ママの負担になってしまうことがあります。ママから誘われたら訪問してもよいのですが、長居しない、自分の体調がすぐれないときは訪問をやめる、男性や小さい子どもは同伴しないなどの配慮をしましょう。
それから、出産祝いをするときに悩むのが、どれくらいの金額でプレゼントをするかです。相場は贈る人との関係で変わってきます。親戚は1万円から3万円程度、親友は1万円程度、知人や友人、会社関係は5000円から10000円程度、ご近所は3000円程度が目安になります。少し高価なものを贈りたいのであれば、共通の知人でお金を出し合ってプレゼントをするのもいいでしょう。しかし、あまりにも高価なものは相手に負担となるので避けましょう。双子の出産祝いのプレゼントは、先ほどの目安の1.5倍から2倍程度の金額がいいようです。おもちゃなら同じものを二つ贈るとそれぞれが遊べるので喜ばれます。
贈る際には水引や表書きにも配慮が必要です。水引は、何度あっても嬉しいお祝いごとに使う紅白の蝶結びにしましょう。表書きは、御祝・ご出産・寿・御出産御祝などが良いとされています。自筆で書く際は、濃い黒でしっかりと書き入れましょう。薄い墨色は不祝儀で使われるものなので、絶対に避けてください。
出産祝いのプレゼントを、1カ月までに贈れなかった場合のことも知っておきましょう。この場合は、初節句や1歳のお誕生日などの節目の日に「誕生祝」として贈るのがよいでしょう。
Text by O-BABY.net事業部/スタッフ